皆様の住んでおられる町の歴史は、どの様になって居られますでしょうか。
私の生まれ育った 【松江】 は開府400年を迎えます。
開府の意味合いは多少曖昧ではありますが、
おおまかに言えば江戸期に出来た城下町。を表します。
太閤記の中で木下藤吉郎が稲葉山城の裏手から攻めた時、
険しい金華山の山中を道案内した堀尾吉晴が
強運な巡り会わせとしたたかな律儀さで勝ち取った地が出雲の地でありました。
その吉晴が400年前の1611年、松江に城と街を作りました。
誠に私事ではありますが、
この開府400年祭に今年一年、携わる事になりました。
詳しくは今、申し上げられません、が
盛大な企画が着々と進行していまして…
3月19日。
この日より12月まで舞姫が踊り、武者の剣劇と
お祭り模様に松江が染まります。
…
巡り会わせとは玄妙なもので、
人が生きる上で不可避なモノでありましょう。
良きにせよ悪しきにせよ。
縁は良いと悪いとあると、今言いました。
が、
結局は「良い」方向へ行くのでしょう。
前述の堀尾の様に。
一度は没落した吉晴に秀吉と言う巡り会わせがあり、
しかしその秀吉に散々にこき使われ、だが出世し、
何度か危うい場面がありながらも
国持ち大名となる。
縁を「悪い」もんだと思っているとこうは為らないでしょう。
ともあれ、
ラフカディオ・ハーンが言うこの「神々の首都」は
巡り会わせを賀するお祭りを今年いっぱい行うのです。
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